2016.07

一家に一台、いや、ひとりに一台クーラーボックス。こいつと出逢うまではそんなことみじんも思っていなかった。キャンプを始めて道具を揃えていても、クーラーボックスの必要順位はもう一番最後の方。いっしょに行く友人の誰かが大きいやつをひとつ持っていれば済んでしまうから、食材とかジュースはいっしょに入れてもらう。まあいつかそのタイミングがきたらYETIの大きなやつを買えばいいやと思っていた。そんな状況の中でふらっと立ち寄ったアウトドアショップでこいつと出逢った。でもそれは陳列された棚ではなくて、このクーラーボックスを買おうとしているおじさんが手に持っている姿だった。人間とその持っているモノのバランスがすごくいい。モノやファションを愛していると時...

公開初日に映画『シン・ゴジラ』を見に行ってきた。監督はエヴァンゲリオンの庵野秀明。結論から言うと最高に良かった。え、これほんとにフルCG？と思ってしまうほど、いい意味できぐるみ特撮な感じだし、役者の演技やカメラの構図などエヴァンゲリオンを思わせるアニメ的要素がふんだんに落とし込まれた作品になっている。実際に見てる途中、実写なのかアニメなのかそのどちらでもない新しい何かを見ているような新鮮な感覚もあった。もしかしたらそれがすんなり入ってくる人と違和感を持ってしまう人と別れる理由になるかもしれない。庵野監督による命名のタイトル「シン・ゴジラ」には、「新」、「真」、「神」などの意味が含まれているという。言いたいことは山ほどあるが、実際に自...

好きなモノはそう変わることはない。好きなモノはしばらく使わなかったとしても時間をおいてまた使いたくなってくる。原宿でEQというお店をやっていたころに開発されたものだから、もう3年も前になるか、、BICのボールペンの半分から下をアルミパーツに交換してスタイラスペンとしての機能を追加するSMART-TIP。実のところ僕的にはスタイラスの機能はどうでもよくて、300円ほどのBICのボールペンを1500円かけてアルミボディー化するというカスタムの「遊び」が好きなだけだ。例えるならば、自分の片腕だけをサイボーグ化するみたいな発想。自分のお気に入りボールペンコレクションのベスト5に入る名品だ。http://www.amazon.co.jp/ex...

大好きなミュージシャンのひとりであるワイちゃんことWISE。APE時代には、ライブのVJやブログ、オフィシャルサイトのディレクションなどを手伝っていたこともあって、そのポジションから離れた今でも応援しているミュージシャンのひとりであり、大切な友人でもある。そんなWISEが4年ぶりに”Welcome 2 my City / Summer time" の２曲のシングルをリリース。待ってましたよ！MVでは、育った東京の街をふわふわとリリックの中の少年期の記憶の回路を辿るように仲間たちとBMXでクルーズしている。その流れるような浮遊感が夏らしくとても気持ちいい曲。そして嬉しかったのがMVの中（1:57あたり）で以前に自分がデザインしたアイコ...

キャンプで使うペグの話。ペグという言葉に聞き覚えのない人は、地面に打ち付ける大きな釘をイメージして欲しい。キャンプはテントやタープ（日除け幕）を立てるためにまずはペグ打ちから始まる。ハンマーでトントンと地面にロープやテントを固定していく。刺さりがよくて、抜けづらく、硬い地面に負けない強いものがいい。ましてや頭2cmくらいを残して地面に隠れてしまうものだからデザイン性はほぼ必要ない。それでいくとスノーピークの鍛造ペグあたりを買っておけば何の問題もない。だけどモノ選びには自分の心の中で矛盾と折り合いをつける作業が時には必要だ。僕が選んだのは、コールマンのアルミラウンドペグ。最初に言った条件をほぼ無視しての選択。まず素材がアルミなので軽い...

ネットフリックスの飯島さんから、ウィノナ・ライダー主演のSFものがおもしろいっすよ〜って言われて、軽い気持ちで見始めたら、面白すぎて、いや、好みのテイストすぎて、1シーズンをぺろっとたいらげてしまった。https://www.netflix.com/title/80057281まずはなんといっても80年代という舞台設定。車やガレージ、スニーカーやBMXなんかのアメリカの雰囲気がそれはもうたまらないのと、ドラマとしても80年代SF映画へのオマージュ感がハンパない。スピルバーグの未知との遭遇とかE.TのSF感にグーニーズ、スタンド・バイ・ミーのわんぱく友情感をさらに足したような、、、もうこの世界観がたまらんのですよ。で、ストーリーととも...