スタイリストMAIKOが追い求めたリアル。謎に包まれた〈GRANDMA〉の正体。

スタイリストMAIKO。

わたしが憧れる女性の一人です。


ファッションに疎いわたしが、MAIKOさんのスタイリングがどう凄いのかなんて解説できやしないのですが、女性誌をパラパラとめくっていて手が止まるページには、 ”styling by MAIKO” の記載をよく目にする。

直感的に好きなテイストが多くて、可愛くて、やさしくて、芯があって、かっこよくて、個性的だけど自然体。スタイリングの感想だけでなく、彼女と初めて会った時の印象もこんな感じ。いろんな感情を掻き立ててくれました。


今年1月、MAIKOさんが地元秋田にオープンさせたのが、昼から飲めるカフェブティック〈GRANDMA(グランマ)〉。

インスタから伝わってくるMAIKO度100%なその世界観に、秋田県民のみならず全国の感度高き女の子たちが注目しているわけですが、その正体はまだまだ謎に包まれたまま。カフェなのか、セレクトショップなのか。お花に、アパレルに、ケーキに、日本酒?と、SNSから得られる限られた情報をもとにその姿を妄想するしかありません。

となればこの目で確かめるしかないと、百聞は一見に如かずの思いで人生初、秋田の地に足を踏み入れてきました。わたしがグランマで見たもの、聞いたこと。その全貌をここで初お披露目させていただきます。


「グランマって何よ?」という部分は、前回のひみつのMAIKOちゃんで本人が語っているので、その放送とあわせてお楽しみください。


東京駅から新幹線に乗って4時間ほどで秋田駅に到着。(飛行機ならもっと早い。)秋田駅からは歩いて10分くらい。ほんとにここにあるのかと不安になるくらい静かな町の中にグランマはありました。

どこを切り取っても絵になる店内。

グランマの世界観をつくる雰囲気あるインテリアや可愛らしい小物は、MAIKOさんが約1年かけて国内外から集めてきたもの。海外のレトロなホテルに来たような、映画アメリの主人公になったような気分。一瞬にして乙女心を鷲掴みにされます。入ってすぐの長いカウンターと大きめのひとり掛けソファが5、6脚置けるほど、お店はインスタで見て想像していたよりも奥行きがあり広い印象。

聡美さんはMAIKOさんの幼なじみで、この前まで東京でフラワーアーティストとして活躍していた方。グランマオープンを機に活動の拠点を秋田に移し、グランマの空間を彩るお花を手がけたり、お店に立って美味しいカフェメニューを提供したり。MAIKOさんと二人三脚でグランマを切り盛りしています。

お祝いやギフト用など聡美さんのお花はオーダーもできる。どのお花も見ているだけで嬉しい気持ちにしてくれる、おしゃれで可愛いものばかり。

窓際に置かれたラジオから流れてくるのは秋田のローカル番組。

アナログラジオの味のある音と、訛りのきいた秋田弁のお喋りが相まって、グランマ店内の温かくゆったりとした雰囲気を一層引き立てる。うっかりお昼寝しちゃいそうな居心地の良さです。

グランマに来たら絶対に食べて欲しい特製デザートたち。

食べるのがもったいないほど、どれも可愛くてたまらない。とか言いながら一瞬にしてペロリ。お飾りかと思いきや一番上のお花も食べることができるのです。


デザートと一緒にオリジナルコーヒーも欠かせない。

隠し味にオーガニックギー(バターから水とたんぱく質を抜いた純粋なバターオイル)を使っているそう。口当たりまろやかで飲みやすいです。

そんな隠し味は、グランマで買うこともできちゃう。

グランマのカフェメニューはご近所でも評判のようで、この日はお向かいのハンバーガー屋さんからオーダーを受けて聡美さんがデリバリー。こういうローカルっぽいご近所付き合いにもほっこり。


そうそう、忘れちゃいけないのが酒。秋田といえば酒です。

ビールやシャンパンもありますが、秋田に来たからにはやっぱり日本酒でしょう。可愛らしいピンクラベルが目を引く「うきうき山本」は春限定の秋田の地酒。軽やかな風味で甘くて飲みやすく、グビグビが止まらない。MAIKOさんに教えてもらった地元の酒屋「Sugakyu」で買って帰ったことは言うまでもありません。気分うきうき。

最後はお待ちかねのショッピング。

入り口左手にある一畳くらいのスペースに、MAIKOさんが海外や日本のあちこちで買い付けてきたセレクトアイテムが並びます。ここでしか手に入らないアパレルの掘り出し物からグランマオリジナルアイテム、日用品や雑貨、懐かしいおもちゃまで。あれもこれも手にとりたくなっちゃう。MAIKOさんのセンス溢れる夢のような空間でした。


以上、これがわたしが見てきたグランマのすべて。

その正体は自然とセンスの良い人たちが集まってくるお店であり、誰もが肩肘張らずにくつろげる憩いの空間。東京でスタイリストとして活動するうちに、もっと〈リアル〉な自分の在り方を追い求めたMAIKOさんが故郷に生んだ"センス"と"愛"に溢れた場所でした。多くの人を引きつけ、刺激と至福のひとときを与えてくれるグランマは、MAIKOさんそのもののようにも感じました。


東京にもグランマをつくってほしいというわたしのリクエストに、MAIKOさんは「東京だと埋もれちゃうんじゃないかな〜?」と遠慮気味にお返事していたけれど、グランマには単にこの静かな町だから目立っているとは思えない魅力があった。まあひとまずは地元を盛り上げたいということでしょう。あー、秋田の人が羨ましい!

MAIKOさんの言う〈リアル〉を感じられるお店はここだけ。気になってしょうがないという方は、県外からでも、わざわざ行く価値があると思いますよ。



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はなえ

福岡県出身の女の子。
好奇心旺盛で熱しやすく飽きっぽい。
直感で生きてすぐ後悔する。
https://www.instagram.com/tanohanae/