豆の話。
スペシャリティーコーヒーの魅力は単にインドネシアやブラジルといった産地だけで買うのではなく、産地のどの農園で栽培されたか、さらには生産者がだれで、何の品種か、まで追いかけて購入することができる。たかがコーヒー豆であるが、追いかけ始めるととても奥が深い。
最近のヒットは、グアテマラ、エル・インヘルト農園のアギーレさんのパカマラという品種。農園の名前でググれば瞬時に何百枚ものイメージが閲覧できる。そんな景色を眺めながら飲むコーヒーも格別なものがある。
インヘルト農園は、ドライミルまで持って一貫した生産管理を行い、労働者の宿泊施設や託児所も備えた素晴らしい環境の農園。過去のグアテマラ品評会において7年間で5回も一位を獲る快挙を成し遂げているという。
アップルが良い製品を作るためにデザインから製造まで一貫した環境を整えていることにもよく似ている。アメリカのアップル農園のジョブズさんのiPhoneという品種。コーヒー豆でもエレクトロニックデバイスでも、良いものを作ろうとすることには変わりがない。
一粒のコーヒー豆には膨大な情報が詰まっている。
とても奥が深いコーヒー道。
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