hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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Better Call Saul

今は完全なロス状態にある。調べてみたら初回放送が2015年だそうだからかれこれ7年もその世界に浸っていたドラマBetter Call Saulが完結した。もっと言えばこのドラマはBreaking Badのスピンオフなわけだから2008年に始まったBreaking Badの本当の終わりがここに訪れた。14年もずっと同じ熱量のまま時を共にするエンタメなんてそう多くはない。最初はもちろんBreaking Badからの流れで見始めたスピンオフシリーズのひとつに過ぎなかったのだけど今はむしろその逆で、このBetter Call Saulを見るためにBreaking Badはあったのじゃないかと思ってしまう。くらいボブ・オデンカーク演じるソウル・グッドマンは奥深く味わい深いキャラクターであった。いままたBreaking Badを見直し始めているのだけど、もう6回目か7回目、さらに深みが増した。Breaking Badを全部見終わったら、2周目のBetter Call Saul。今度はゆっくりとするめのように噛み締めながら見ていこう。最後に余談なんだけど、監督のヴィンス・ギリガンの作品を何年か前に全部網羅した。中にはDVD化されてないものもあってVHSで見たりもした。そんな中でBreaking Bad直前のバトル・クリーク 格差警察署がとてもおもしろかった。ミシガン州バトルクリークの小さな警察署の刑事とエリートFBI捜査官のちぐはぐなコンビを描いたもので、Breaking Badがオルタナティブロックだとすれば、バトル・クリーク 格差警察署はビートルズのようなとてもシンプルなロックミュージック。たまにはこういう作品に出会わないとだなと思った。特別複雑なストーリーでは無いんだけど、安心してずっと見てられる感じ、漫画で言う野球漫画のキャプテンを読んでいる感じかな。