Reebokのダンベル

家にひとつダンベルを買うといい。僕のお気に入りはReebokのダンベルだ。ラバーに包まれていて、その質感とグレーやブルーの色もすごくかわいい。丸くもなく、四角くもなく、程よいラウンドがすごくいい。リビングやデスクのそばに置いておけば、手持ちぶさたでついつい持ち上げて、筋トレをしてしまう。仕事で行き詰ったときなんかはとてもいいリフレッシュになる。そしてそんな筋トレがなんとなく癖になっている。


そういえば、ジムに通うのを辞めてもう2年が経つ。ジムに行くのには多少の準備と多少の気構えが必要だが、ダンベルは準備ゼロ、気構えゼロ、気が向いたらただ持ち上げればいい。その流れで毎日やっているメニューは、ウォーキングと腕立て腹筋。とにかく毎日続けることが重要。自分の中の習慣プログラムに組み込むことが重要だ。ウォーキングも部屋にいるときのそのまんまの格好に上着をちょいと羽織って出かけるだけ。なんならサンダルでもいい。曲を聞くだとか、トレーニングウエアに着替えるだとか、準備と心構えを持ってはいけない。自分は自分の性格をよくわかっているので、面倒なことをいっさい省くことにしている。運動の習慣プログラムのトリガーとしてダンベルはとてもよく機能してくれる。ダンベルを持ち上げて、それをきっかけに外に飛び出して、そのまま街を一周、帰ってきたら腕立て腹筋、みごとに自分の脳と体にプログラミングされている。


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hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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