脳内拡張デバイス"BUTTERFLYBOARD"

どんなにテクノロジーが進化しても優れたアイデアを出すには、ペンを持って紙に書く。これに尽きる。頭の中のソースを小さなアイデアでも、断片的であっても紙に書くことから始まる。見えないアイデアの残像を少しずつカタチとしてコンパイルしていくイメージだ。


会議室でのブレストで言えば、それがホワイトボードになるわけなのだけれど、前々からこのホワイトボードを小型化してノートとして持ち歩けないかなぁ?と思っていた。現状ではいくつかのブランドのものが商品化されているが、やっと僕ハイロックが納得できる完璧なものと出逢うことができた。


最大の特徴は「マグネティックスナップバインディング」と呼ばれる4枚のボードを束ねる仕組み。通常ならば、本のように製本するか、リングノートのように束ねることになるが、このBUTTERFLYBOARDは独自の磁石でパチっと束ねて、ノートのようにページをめくれて、必要ならば、1枚ずつを切り離して使うこともできる。例えば夕食の献立を冷蔵庫にペタッと貼ったり、徹夜で準備した資料を会議室のホワイトボードに貼り付けたりもできる。


そしてペン。もちろん市販されているホワイトボード用のものでもなんら問題ないが、会議室の大きなボード用なのでいかんせん太い。このBUTTERFLYBOARDにはA4ノート用に開発された0.5、1mmの専用ペンが付属されている。ありそうでなかったこの細さのペンで、ホワイトボードを紙と鉛筆のような精度で使うことができる。  


今回は開発者の方にお願いして先行発売をさせていただいた。まだamazonにも、ハンズにも置いてない。いち早くHIVISION読者のみなさんに使ってもらいたい。


http://shop.hatch8.jp/?pid=111570481

hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

https://twitter.com/h_vb