稲崎吾郎

神戸生まれ。アート/インテリア/ライフスタイルを中心に様々なメディアで執筆活動を続けるフリーランスライター。数十社以上のメディアでの企画/編集/執筆にかかわり、オウンドメディアや記事広告で制作したタイアップ記事は数百本以上。幅広いフィールドで執筆活動を続けている。

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対談コラム「大人になるってそういうこと?」かせきさいだぁ × JUN WATANABE  Vol.1:プラモデルの話

先日、HIVISIONメンバーのひとりJUNさんからこんなお誘いがあった。「今度、ミュージシャンの“かせきさいだぁ”さんに会うんだけど、稲崎くんもいっしょに来る?」ぼくは高校生の頃、毎日のようにかせきさいだぁを聞いていた時期があった。20年経ったいまでも歌詞を暗記しているし、彼の名曲「じゃっ夏なんで」とKool & The Gangの「Summer Madness」は、ぼくの夏には欠かせない定番ソングになっている。事の発端はこうだ。JUNさんはデザイナーとして活躍する一方、無類のラジコン好き、タミヤ好き、そしてプラモデル好きとして知られている。そんなJUNさんは、その昔、ある雑誌に登場していたかせきさいだぁ氏に影響を受けていたという。それから15年以上が経ち、先日行われた「いとうせいこうフェス」で、JUNさんは初めてかせきさいだぁご本人と対面。そのときは挨拶程度だったそうだが、後日あらためて会うことになり、そこに「稲崎くんも来る?」ということになったのだ。なんとも、ありがたい話である。今回は、そんな2人の話をぼくがひとり占めするのも申し訳ないと思い、HIVISIONの読者に少しだけおすそわけすることにした。オチもテーマもないまま、少年のようなおじさんたちが繰り広げる、ゆるく、テキトーな会話の数々。どこか90年代の香りを漂わせながら、全3回に分けてお届けします。

未来を担う「Z世代」とは?

みなさんは「Z世代」という言葉を聞いたことがありますか?Z世代とは、1995年~2008年生まれの年齢層を指し、物心ついたときからインターネットやデジタル機器が当たり前に存在した「最強のデジタル世代」とも呼ばれています。アメリカでは1980年以降に生まれの人たちのことを「ミレニアル世代」と呼び、マーケティング業界でも注目を浴びはじめていますが、Z世代はそのひとつ後ろに控えている「ミレニアル世代とも違う新しい価値観を持った世代」といわれています。僕は1980年生まれなので、ミレニアル世代までならギリギリ理解できるのですが、現在21歳以下にあたるZ世代になってしまうと、彼らの考えていることや行動パターンを理解するにはかなり困難な作業になってきます。例えば、ミレニアル世代にとって「電子メール」は、当たり前の連絡手段として生活に欠かせないものですが、Z世代になると「電子メール」を社会に出るまで一度も使わない人がいるといいます。WSJの『Z世代、電子メールは「大人のたしなみ」』という記事では、電子メールは大人になるための通過儀礼のような存在で、メールを正しく書き、正しく送信することが社会人への第一歩になると書かれています。それもそのはず、Z世代はパソコンに触れる前からスマホやタブレットを使っていた世代のため、電子メールよりも「メッセージアプリ」を使用したチャットのほうが自然なコミュニケーションというわけです。近い将来、そのような新しい世代がビジネスの中心を担うとしたら、世の中の既存システムや価値観が大きく変化することは間違いありません。だからこそ、多くの企業がZ世代の動きに注目しはじめているのでしょう。日本に限って言えば、いまのところZ世代のカルチャーや彼らの価値観が語られることはあまり多くありませんが、そうした世代に特化したウェブメディアも少しずつ誕生しはじめています。ハイロックさんと僕が共同で記事提供をしている「ZTOKYO」もそのなかのひとつ。