未来を担う「Z世代」とは?

みなさんは「Z世代」という言葉を聞いたことがありますか?


Z世代とは、1995年~2008年生まれの年齢層を指し、物心ついたときからインターネットやデジタル機器が当たり前に存在した「最強のデジタル世代」とも呼ばれています。

アメリカでは1980年以降に生まれの人たちのことを「ミレニアル世代」と呼び、マーケティング業界でも注目を浴びはじめていますが、Z世代はそのひとつ後ろに控えている「ミレニアル世代とも違う新しい価値観を持った世代」といわれています。


僕は1980年生まれなので、ミレニアル世代までならギリギリ理解できるのですが、現在21歳以下にあたるZ世代になってしまうと、彼らの考えていることや行動パターンを理解するにはかなり困難な作業になってきます。

例えば、ミレニアル世代にとって「電子メール」は、当たり前の連絡手段として生活に欠かせないものですが、Z世代になると「電子メール」を社会に出るまで一度も使わない人がいるといいます。WSJの『Z世代、電子メールは「大人のたしなみ」』という記事では、電子メールは大人になるための通過儀礼のような存在で、メールを正しく書き、正しく送信することが社会人への第一歩になると書かれています。

それもそのはず、Z世代はパソコンに触れる前からスマホやタブレットを使っていた世代のため、電子メールよりも「メッセージアプリ」を使用したチャットのほうが自然なコミュニケーションというわけです。近い将来、そのような新しい世代がビジネスの中心を担うとしたら、世の中の既存システムや価値観が大きく変化することは間違いありません。だからこそ、多くの企業がZ世代の動きに注目しはじめているのでしょう。


日本に限って言えば、いまのところZ世代のカルチャーや彼らの価値観が語られることはあまり多くありませんが、そうした世代に特化したウェブメディアも少しずつ誕生しはじめています。ハイロックさんと僕が共同で記事提供をしている「ZTOKYO」もそのなかのひとつ。

Z TOKYOは、東京のカルチャーを世界に発信しているグローバル型のウェブメディアです。Z世代が関心を寄せる店や人から、最新のガジェットまで「TOKYO」という切り口でコンテンツを発信しています。すべての記事が日本語と英語の2か国語で配信しているところも大きな特徴となります。


このサイトではハイロックさんと「TOKYOモノ語り」という連載企画をスタートさせていて、Z世代に使って欲しいと思う優れたガジェットやプロダクトを紹介しています。ハイロックさんに僕が取材するという形式で記事化していて、現在はvol.4まで公開中です。どんなものをピックアップしているかは、読んでからのお楽しみ。

気になる人はコチラからどうぞ。

稲崎吾郎

神戸生まれ。アート/インテリア/ライフスタイルを中心に様々なメディアで執筆活動を続けるフリーランスライター。数十社以上のメディアでの企画/編集/執筆にかかわり、オウンドメディアや記事広告で制作したタイアップ記事は数百本以上。幅広いフィールドで執筆活動を続けている。