Executive Wood 81

少し前にサーマルウエアを紹介した「変わらずずっと好きなもの」という記事を書いたが、それと同様に好きなものがいくつかある。もちろんここHIVISIONで紹介しているものはすべて自分のお気に入りであり、選りすぐりのアイテムたちではあるが、最新だからとか一過性に終わること無く10数年、あるいは数十年の間、変わらずにずっと好きであり続けているものという意味だ。前にも一度、紹介したことがあるビクトリノックスもそのひとつだ。58mmという長さの一番小さなサイズのもの。キーホルダーのチャームとして、数あるコレクションの中からスニーカーを選ぶように不定期に付け替えるのが好きだ。オリジナルは、プラスチックのプレートのカラフルなものであるが、あまり知られずにひっそりと販売されている木製のやつもいい。エクゼクティブウッド81(旧名称:エボウッド81)と呼ばれ、褐色で滑らかな美しい木目を持つハンドルの木材に、一本ずつそれぞれ異なる表情を持ったスイス産ウォールナットが使われている。製造背景のストーリーもいい。スイス北西部、ジュラ州のデレモンにある、2013年までウェンガー製品を生産していた工場で生産され、120年間ウェンガーが培ってきた特徴と、ビクトリノックスの特徴をバランスよく組み合わせた、ハイブリッドなスイスアーミーナイフなのだ。ここまで知れば買わないわけにはいかない。変わらずずっとすきなもの、ビクトリノックスコレクションのひとつとなった。


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hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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