ぶんぶくの普及型屑入

大正7年創業以来、金属加工の様々な環境備品を作り続ける会社ぶんぶく。中でもこのテーパーバケットはロングセラー商品であり、僕もお気に入りで家中に設置している。高度経済成長期のころ、広く普及していったゴミ箱で、当時は「普及型屑入」なんていうふうに呼ばれていた。プラスチック製のゴミ箱では出せないフォルム、質感、佇まいは、ちょっと懐かしい感じの、小学校の教室のゴミ箱やお役所などの公共施設的なイメージを連想させる。最近は単色だけでなく、上部の縁をイエローやブルーでトリミングしたちょっとおしゃれなモデルも存在する。このくらいまではまだ許容範囲であるが個人的にはあまり手を入れて欲しくない気持ちもあったりする。


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hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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