食パンと適当な具材を挟んでわずか1、2分火にかけるだけ

キャンプを始めてから、普段の生活の中では絶対に探さなかったような道具を探すようになったり、ダッチオーブンやスキレット料理など、普段は絶対にしなかったであろうことを頻繁にするようになった。一見、とっつきにくそうではあるがやってみると意外と簡単で、楽しくて、美味しい。キャンプという行為は、キャンプの時だけでなく、僕の日常生活に多大な影響を与えている。


このホットサンドメーカーもそう。元々はキャンプの朝食用にと買った道具ではあるが、家でも絶賛マイブーム中の道具だ。食パンと適当な具材を挟んで火にかけるだけ。わずか1、2分で美味しい熱々のホットサンドが出来上がる。キャンプのホットサンドメーカーと言えば、バウルー社のものがあるあるの王道ではあるが、僕が選んだのは、amazonの中で一番安い(わずか1300円)もの、総カスタマーレビュー数620、評価4.5のヨシカワの「あつあつホットサンドメーカー」。選んだポイントは、まず形状がとてもシンプルであること、パンの形を矯正するような仕切りや焼印となるメーカーのロゴマークが入っていない。それから2枚のパーツが分離できるので2つのフライパンとして使えること。先にフライパンとして、スクランブルエッグや焼きソーセージなど挟み込む具材を予め調理できる。これひとつでホットサンドだけでなく多様な調理器具として使える。サイズ感もいい、コンビニで売っている一般的なトーストにちょうど良く、耳まで入る大きさなので、食材にムダも出ない。6枚切りでも、8枚切りでもどんな厚さでも対応してくれる。amazonの評価の中に鉄板の材質が薄く焦げやすいという意見もあるが、これは時間さえ気を使えば、逆に早く調理ができるというメリットにもなる。


たった1300円で味わえる幸せをお裾分けしたくてこの記事を書いた。日本にはおにぎりというベーシックでポータブルなすぐれた料理があるが、ホットサンドは、それにも劣らない便利な料理ではないだろうか、キャンプのときには前の晩に余った食事を何でも挟み込んで、家では冷蔵庫の適当な食材を何でも挟み込んで、たった1、2分火にかければびっくりするくらい幸せな料理ができあがる。ぜひこの幸せを試してもらいたい。


https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00C7G6JQE/hrhv-22



hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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