ジルコニア両面塗装 アルミ片手鍋

そんなに凝った料理をするわけではないが、どうせするならその道具の性質について学ぶことは重要だ。最も基本的な調理器具であるフライパンや鍋は、形よりも材質でほぼ性質が決まってしまう。アルミや鉄、ステンレスなどが一般的で、どの素材にも一長一短がある。中でも僕が注目しているのがアルミの素材。理由は、何よりも安価で、軽くて熱伝導率がいい。柔らかく形が変形しやすいとも言われているが、それは味だと考えれば、弱点にはならない。唯一の欠点をあげるならば、素材がひっつきやすい(焦げ付きやすい)という点だろうか。そこで各社がこぞって開発しているのがアルミの表面加工だ。ダイヤモンドコートやマーブルコートなどのフッ素樹脂系のコーティング、それからセラミックコーティングなど、アルミの良い特性を活かしつつ、表面をコーティングすることで欠点であるひっつきやすさ(焦げ付きやすさ)を補うためのものだ。


無印にジルコニア塗装という聞きなれないコーティングのアルミ鍋があった。

見た目もハードでかっちょいい。


人工骨や人工歯に使用されるジルコニアという素材を使用しています。ダイアモンドの替わりに使用される素材でもあり、非常に硬く、また、熱伝導にも優れています。


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hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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