究極のDIY本

都会のド真ん中にいると、ふと思うことがあります。 それは、高層ビルも自動車もスマホも、全ての原料はこの地球の土や、石だったんだなあと。 そこから加工を重ねて、重ねて、よくもまあこんなに様々なものを作ったなあと。


「ゼロからトースターを作ってみた」の著者であるトーマス・トウェイツさんもそのように思ったうちの一人。 ただ、他の人と違うのは彼は実際に「ゼロ」の状態からトースターを作ってみたのです。まず彼はトースターを解体し、どんな部品で構成されているのかを探ります。 そして、鉄が必要と知るとすぐに、鉱山へ向かい鉄鉱石を掘りに行き、 プラスチックが必要と知ると、原料の石油を手に入れるために奔走し…。


最終的にどうなったかは読んでからのお楽しみですが、普段日常的に使っているモノに対して、どういう仕組みになっているのか?という好奇心を持つって大切だなあと思ったりするのです。 当たり前のことが、何の疑いもなく当たり前のように扱われている現代。 この本に出会ったのは数年前ですが、たまに読み返したくなる本です。  


「ゼロからトースターを作ってみた」

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864101949/hrhv-22