久しぶりに美術手帖を買いました。2017年1月号は「Rhizomatiks」特集。
話題となったリオ五輪閉会式・東京2020大会プレゼンにおける技術演出をはじめ、アート、テクノロジー、デザイン、音楽、広告など、ジャンル問わず近年開催されている大きなイベントや注目のプロジェクトには、必ずと言っていいほど彼らが関わっている。
私自身、ライゾマの名前を見つけては、これまでにない感動体験ができそう。とか、何か面白いものが見れそう。といった程度の興味で数々の展示やイベントに足を運んできましたが、自らを”フルスタック集団”と称す彼らの正体が何なのか、この特集を読むまではそこまで詳しく知りませんでした。
メディア・アート、広告、エンターテインメント、建築、デザインなどの分野を領域横断しながら活動する「ライゾマティクス」。
結成10年目を迎えた彼らの活動は、最新テクノロジーを駆使した国内外のライブでの演出から、さまざまな広告プロジェクト、美術館や国際展での展示、企業との商品開発や施設開発など、アートとクリエイションの領域を拡張し続けている。
本特集では、その組織のあり方や仕事、そして作品に迫るとともに、テクノロジーと表現の未来、彼らの活動を通して見えてくるメディア・アートの歴史や現在的な状況を分析する。
〈SPECIAL FEATURE〉
Rhizomatiks 世界に誇る“フルスタック"集団 ライゾマティクスのすべて
真鍋大度インタビュー
ライゾマティクス 徹底解剖
次なる未来の更新を続ける ライゾマティクスの歴史
〈ESSAY〉
まだ見ぬメディア・アートを求めて 畠中実=文
インタビュー :MIKIKO(演出振付家)
インタビュー :菅野薫(Dentsu Lab Tokyo)
コラム :「メディア・アートは売れるのか?」 千房けん輔=文
対談:「世界のメディア・アート・シーンの現在」ザック・リーバーマン×真鍋大度
過去に体験した作品を思い起こしながら、YouTube動画でおさらいしながら読み進め、振り返る彼らの10年間。未来しか感じない真鍋さんの言葉とライゾマが実現した偉業の数々。これまで以上に一つ一つの作品に対するリスペクトが強くなり、改めてライゾマという存在の偉大さを知ることができる一冊です。
<おまけ>
挙げだしたらキリがないですが、エンタメ要素が強く直感的で分かりやすいものが好きな私は、特にこのへんのライゾマワークスに感動。
LED in my mouth (2009)
NIKE MUSIC SHOE(2010)
The Museum of Me(2011)
FULL CONTROL YOUR CITY(2012)
Rhizomatiks Circle(2013)
Sound of Honda / Ayrton Senna 1989(2013)
Perfume Live「STORY」@SXSW(2015)
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