ウォーホルが生きていたら今でもインスタントカメラを使っているだろうか

普段の写真撮影はもっぱらiPhone。旅先の景色、おもしろ看板、手描きのメモ、ありとあらゆるものを撮影する。デザインの仕事でも今ではほとんどスキャナーは使わずにiPhoneで済ませてしまっているほどだ。


それでもやっぱり捨てきれないのがインスタントカメラ。時々思い出したかのように自分の中のブームがやってくる。なぜインスタントカメラなのか。その理由のひとつはウォーホルのオマージュと言っていいだろう。ウォーホルは生前にインスタント(ポラロイド)カメラを肌身離さず持ち歩き、いつでもシャッターが切れる準備をしていたんだという。「なぜ写真を撮るのか?」という質問に対し「手で書くよりも楽だから」と何かのインタビューで答えていた記憶がある。そんなウォーホルのポラロイド作品集もいくつか発売されている。


Andy Warhol: Polaroids 1958-1987

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/383655156X/


Andy Warhol: Red Books

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/3865210198/



インスタントカメラを持つと「人」が撮りたくなる。景色じゃなくて「人」がいい感じで撮れる。機械のスペックでは計れない何かがあるんだと思う。今ボクが使っているのは、FUJIFILM のinstax mini70というカメラ。デザインもシンプルで、このカテゴリーのものにしては小さくていい。ウォーホルが生きていたら今でもインスタントカメラを使っているだろうか、そしてどんなカメラを選ぶのだろうか。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015R3WUH0/

hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

https://twitter.com/h_vb