久しぶりにモノ愛に満ちた素敵な本に出逢った。
そのタイトルと使い込まれた道具の表紙から、著者はベテランの山好きのおじさんだろうと勝手に決めつけて本屋さんでジャケ買いした。
家に帰って読み始めるとそれは全く違って、山遊びを愛する8人の女性クリエイターによるものだった。道具の本というと男の主張のものが多い中でこの本はとても新鮮だった。ちょっと失礼に聞こえるかもしれないけれど、女子にもこういうモノ選びができるのか、とも思った。
知らないモノもあったし、知っているモノもあらためてその良さを感じさせてくれるモノの魅力と、そのモノを選んだ本人の理由がしっかりと端的に書かれている。時々覗かせる女子ならではの目線と表現も実に気持ちがいい。
もちろん山の道具選びの指南書として参考にできるのだけれど、あらゆるモノ選びにも活かせる思想がたっぷりと詰まった素敵な本だった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756245889/
0コメント