万引き家族

先日開催されたカンヌ国際映画祭で、最高賞のパルムドールを受賞したことで注目を集める「万引き家族」がいよいよ公開スタート。


安藤サクラさんが大好きなので私もさっそく見てきました。


目当て通り、今回の映画でも安藤サクラはすさまじく素晴らしかった。信用していいのか、疑うべきか。なんでも相談できそうな優しい空気感を出したり、腹黒くて醜いダークな雰囲気を放ったり。彼女の役柄も含めその存在感にどっぷり引き込まれてしまいました。


その他の役者さんたちの演技もすごく自然体で、ストーリーにおいても現実社会と重ね合わせるような出来事や、身近ではなくてもこういうことリアルにあるんだろうな〜と想像できることが多く、ドキュメンタリーを見ているような感覚になりました。


この作品にはたくさんの問題提起のカケラがちりばめられていて、予想しなかったストーリー展開も結構あって、上映中はそのカケラを拾いながら色んなことが頭の中をぐるぐるぐるぐる。感じること、考えることが多くある映画です。


見て良かった。


ここ数年で見た邦画の中で一番好きな作品かも。

http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/


是枝作品から溢れる自然体な演技の理由は、サクラさんが綴った撮影秘話にまとめられていました。

基本的に、映画の撮影では、「カチン」という音が鳴ると、一瞬で現場が真空パックされて空気の粒子が一変します。――私はその変化が結構好きだったりもするのですが――あの音で出演者たちは神経を研ぎ澄ませ、息を止めるように集中して演技をする。映画の撮影現場とは、そんな特殊で不思議な空間なのです。


 しかし、是枝組の現場にはそれがありませんでした。とても呼吸がしやすい現場だったのです。「なるほど、これが“是枝組”か」と思いました。子供は、大人以上に空気の粒子の変化に敏感です。だからこそ、変化が少なく自然な雰囲気の現場で撮られた子供は生き生きとして、魅力的だったのです。


 是枝監督は、まるで生き物と接するように作品を紡いでいきます。出演者たちとのやり取りを大事にし、長い時間を共有することで作られる関係性を大事につまんで、脚本もどんどん書き直していく。撮影現場で今日撮るシーンのセリフを渡されることもしばしばでした。是枝組の環境を一言で表すならば、「ものすごく“映画”な現場」。私の義理の父(柄本明)もこの作品に出演しているのですが、撮影から家に帰ってきて、「久々に映画の現場に行った感じがする」と喜んでいました。

http://bunshun.jp/articles/-/7732



はなえ

福岡県出身の女の子。
好奇心旺盛で熱しやすく飽きっぽい。
直感で生きてすぐ後悔する。
https://www.instagram.com/tanohana.jp/