自転車は小型のモデルが好き。小さくぎゅっとデザインが詰まっているから。また新しく折りたたみ自転車が欲しいなぁなんて思っているとすぐに巡り合ってしまうのものモノ好きの性なのだろうか。友人がルノーのそれにまたがって手を降って向こうから現れた。話を聞くとマグネシウム6というモデルで、特殊マグネシウムインゴットと呼ばれる特殊な製法で作られた特別な自転車なのだという。その重さわずか6.7kg（現在は安全面から溶接方法が変わり7kg）。その安定感のあるずっしりとした見た目からは想像もつかない軽さだ。このクラスで7kgを切るというのはかなり特別なことらしい。仮に切ったとしてもプライスに跳ね返り10万超えは当たり前なのだとか。家に帰っていろいろ調べてみると、同ブランドでチタン製、アルミ製、カーボン製といくつかの素材のシリーズが存在していることがわかった。でもやっぱりあの友人が乗っていたマグネシウム製が一番かっこよく思えた。モノの価値を決めるのに、その出会いや製品のストーリーはとても大切だ。だからモノ選びは楽しいんだ。
軽さを追求するためマグネシウム合金を採用し、強度確保にも努めました。またマグネシウムは振動吸収性に優れていると言われています。自動車のホイールやステアリングにも使われているので実証済ですが、路面の凹凸の衝撃を吸収し乗り心地に優しい素材とされています。その加工が難しい事やコストが高くなってしまうということを乗り越え研究開発を重ね、この度マグネシウムフレーム自転車を完成することに成功しました。強度を確保しながら軽量化を実現し、時代の先を行く自転車が新たな扉を開けます。
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