雨が降るとなぜだか（降らなくても時々無性に）食べたくなるハンバーガー「フィレオフィッシュ」。さくっと揚げた白身魚のフライにタルタルとスライスチーズ、バンズ（パン）がトースト（焼き）ではなくスチーム（蒸し）なのが特徴だ。マクドナルドのマネージャーだった経験から言えば、雨天時のフィレオフィッシュの販売数は通常時の1.5〜2倍くらいに跳ね上がるという不思議なデータが実際にある。寒いから食べたくなるのか、雨宿りのために普段マックを利用しないような人が選ぶバーガーなのか、いろいろな理由が推測されるが、実際のところはわからない。
フィレオフィッシュは子供の頃から特別な憧れがある。その理由も実際のところはわからない。マクドナルドへ行って、ビーフじゃなくてわざわざ白身魚のフライを頼むという自分も好きだ。だけどたいていはビーフの誘惑に負けてフィレオフィッシュは見送ってしまう。マクドナルドへ行く周期とフィレオフィッシュを食べたくなる周期が重なって初めて注文することが出来るバーガーだ。年に一、二度あるかないかだろうか。フィレオフィッシュがバーガー界において主役に成りえることは絶対にないのだけど、メニューから消えてしまっては絶対に困る。毎日食べたいとかいうものじゃないんだけど、大好きなものとしてしっかりと脳が記憶している。このフィレオフィッシュというのは、僕にとってほんとに特別で不思議な食べ物だ。
http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/menu_info.php?mid=1110
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