ガールフレンドデー

「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」のソウル役でお馴染みのボブ・オデンカーク主演の「ガールフレンドデー」。

この前の花の帰宅部の放送でネットフリックスの飯島さんにすすめられて、家に帰ってすぐに見た。すっかりドラマだと思って見始めたら短編映画だったという。これは最近のよくあるネットフリックスあるあるだ。ふわっと1時間ちょっとで見終わってしまった。ド派手で過剰な演出のドラマに毒されている中で、たまにはこういうこじんまりとしたベタな作品をしっかりと噛んで味わうのもいいものだなぁと。テーマがグリーティングカードっていうのもほんわかしていてよかった。ボブ・オデンカークはグリーティングカードの冴えないコピーライター役。この落ちぶれたキャラクターの役どころは「ベター・コール・ソウル」を連想させる彼の真骨頂だ。もう最高。ベタであっさりしているけど、味わい深い、そしてまったく胃もたれなし、だけど癖になる(もうちょっと食べたい)。そんなラーメンのような作品をお探しならばぜひチェックして欲しい。見終わったあとはだれかにグリーティングカードを贈りたくなっちゃう。


https://www.netflix.com/title/80081987

hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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