東京コミコン「ブレードランナーワークショップ」

アメリカサンディエゴで70年代に始まったコミックコンベンション(コミコン)の日本版が先日、幕張メッセ 国際展示場で開催されました。1960年代にマーベル・コミックで『スパイダーマン』、『X-メン』などのスーパーヒーローコミックの原作を手がけ、変革をもたらした伝説のスタンリー氏の来日や『スターウォーズ』や『マッドマックス』などの有名なビジュアルを手がけたイラストレーター生賴範義氏の代表作原画展示など充実したイベントでした。その中でも小さい頃に感銘を受けた『SFX映画の世界』の著者であり、数々のSF関連の執筆をし現在は『飛騨高山留之助商店』店主である中子真治さんプロデュースのブレードランナーワークショップを見に行きました。

来年公開予定「ブレードランナー2049」では中子さんの留之助商店モデルの「デッカード・ブラスター」(劇中登場するガン)が正式採用されたということですが、これは大変すごい事です。ブースにはデッカード・ブラスターの数々やブレードランナーの劇中に登場したポリススピナーという車の前輪カバーの本物や電話などのプロップが展示されていました。(僕はこれが最大の目的で行きました。)2017年11月公開予定「ブレードランナー2049」が楽しみです!

シドミードのスピナーカーのデッサン。


これがポリススピナーの車の前輪カバー。


映画で実際に使われたテレビ電話「ヴィドフォン」のセット。原型の状態から傷やダメージのモールドがある。


2016年は終了。

また来年。

http://tokyocomiccon.jp/

ドイヒロアキ

アートディレクター/グラフィックデザイナー ブレードランナー原作フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」をはじめとするフィリップ・K・ディックの装丁や音楽関連のアートワーク、いろいろなパッケージデザインなど手掛ける。最近は「シカケラボ」というチームでNETFLIXのSNS広告なども。ポップカルチャーから医薬品までジャンルにとらわれない 幅広いアートディレクションを行っている。