悪意とこだわりの演出術

悪意とこだわりの演出術、TBSプロデューサー藤井健太郎さんの本が面白かった。

映画作品が監督の手腕によって大きく変わるように、テレビ番組も演出家によって大きく変わる。こんな見方ができるようになったのもBAZOOKA!!!という番組の総合演出をする岡宗秀吾さんに出会ってからだ。番組の企画はもちろん、そのこだわりは使われる音楽や美術、ナレーションにいたるまで細部に宿る。


『水曜日のダウンタウン』『クイズ☆タレント名鑑』など、数々のバラエティ番組を手がけるTBSプロデューサーによる初の著書。 人気番組が生まれる背景、芸人の凄さのヒミツから、「ナレーション原稿もすべて自分で書く」こだわりの演出に宿る信念、 藤井ワールドの特徴でもある〝悪意〟の正体まで……。テレビ界、最注目プロデューサーがその「手のうち」を 余すことなく語った、ファンならずとも必読の一冊! 「本当に好きなことでしかその人の最大のパワーは出ないし、本当にやりたいことで突破していかなければ、 そこに未来はありません」。


これを読んだら「水曜日のダウンタウン」がもっと面白くなった。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575311545/hrhv-22

hirock

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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