はなえ

福岡県出身の女の子。
好奇心旺盛で熱しやすく飽きっぽい。いまは宇宙と和と芝生が好き。
直感で生きてすぐ後悔する。
http://www.instagram.com/tano.hanae/

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万引き家族

先日開催されたカンヌ国際映画祭で、最高賞のパルムドールを受賞したことで注目を集める「万引き家族」がいよいよ公開スタート。安藤サクラさんが大好きなので私もさっそく見てきました。目当て通り、今回の映画でも安藤サクラはすさまじく素晴らしかった。信用していいのか、疑うべきか。なんでも相談できそうな優しい空気感を出したり、腹黒くて醜いダークな雰囲気を放ったり。彼女の役柄も含めその存在感にどっぷり引き込まれてしまいました。その他の役者さんたちの演技もすごく自然体で、ストーリーにおいても現実社会と重ね合わせるような出来事や、身近ではなくてもこういうことリアルにあるんだろうな〜と想像できることが多く、ドキュメンタリーを見ているような感覚になりました。この作品にはたくさんの問題提起のカケラがちりばめられていて、予想しなかったストーリー展開も結構あって、上映中はそのカケラを拾いながら色んなことが頭の中をぐるぐるぐるぐる。感じること、考えることが多くある映画です。見て良かった。ここ数年で見た邦画の中で一番好きな作品かも。http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/是枝作品から溢れる自然体な演技の理由は、サクラさんが綴った撮影秘話にまとめられていました。基本的に、映画の撮影では、「カチン」という音が鳴ると、一瞬で現場が真空パックされて空気の粒子が一変します。――私はその変化が結構好きだったりもするのですが――あの音で出演者たちは神経を研ぎ澄ませ、息を止めるように集中して演技をする。映画の撮影現場とは、そんな特殊で不思議な空間なのです。 しかし、是枝組の現場にはそれがありませんでした。とても呼吸がしやすい現場だったのです。「なるほど、これが“是枝組”か」と思いました。子供は、大人以上に空気の粒子の変化に敏感です。だからこそ、変化が少なく自然な雰囲気の現場で撮られた子供は生き生きとして、魅力的だったのです。 是枝監督は、まるで生き物と接するように作品を紡いでいきます。出演者たちとのやり取りを大事にし、長い時間を共有することで作られる関係性を大事につまんで、脚本もどんどん書き直していく。撮影現場で今日撮るシーンのセリフを渡されることもしばしばでした。是枝組の環境を一言で表すならば、「ものすごく“映画”な現場」。私の義理の父(柄本明)もこの作品に出演しているのですが、撮影から家に帰ってきて、「久々に映画の現場に行った感じがする」と喜んでいました。http://bunshun.jp/articles/-/7732

シャリキンの季節がやってきた!

パン屋さんで買ったチューブの美味しいやつ

近所のおしゃれなパン屋さんのジャムなどが置いてあるコーナーに、サイズも見た目も歯磨き粉のようなチューブが並んでいました。パッケージにはイタリアの三色旗が描かれていて、"PASTA"の文字以外は全く読み解けない。パン屋で売ってるのにパスタっていうのもよく分かんないけど、プロップのようないかにも輸入品という見た目が気に入って、とりあえずジャケ買いしてみました。家に帰って調べてみると、その正体はアンチョビペースト。普段あまり料理はしないので、アンチョビを食べる機会なんてレストランくらいしかないのですが、早速パン屋で買ったバゲットにつけて食べてみたところ、癖になる香りと味わいでハマってしまいました。原材料はアンチョビ、塩、オリーブ油だけで、しっかり味がついているので、少量をパンに付けたりパスタやサラダに絡めたりするだけで風味豊かに楽しめます。今のお気に入りメニューは、これにサワークリームを混ぜ合わせたペーストを使ったブルスケッタと、ザクザク切ったキャベツに絡めたアンチョビキャベツ。こんな感じで超簡単におつまみが完成するので、家飲みやアウトドア料理が充実すること間違いなし。一家に一本おすすめの品です。https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00D6CHBR4/hrhv-22

HIPPOPOTAMUSのタオル

Documentary / Non-Fiction

昔はかなりのテレビっ子だったのに、最近はすっかりテレビを見なくなってしまいました。情報番組もバラエティもドラマも、どれも似たり寄ったりの企画で同じに思えてしまって、最初から最後までちゃんと見ているのはドキュメンタリー番組くらいです。"密着"という点で言えば、海外にいる日本人を追いかけた番組もよく放送されていますが、バラエティ色が強いので、個人的にはもっと生々しくリアルなノンフィクションを欲してしまいます。これまで気づくことのなかった社会の課題を目の当たりにしたり、たまにタブーに触れるようなヒヤっとする局面があったり、全く知らない世界に飛び込んでそんなリアルを覗くことができるドキュメンタリーが好きです。ドキュメンタリーならではのリアルでゾクゾクする感覚は、映像だけでなく読み物でも味わえるのだと知ったのは、STUDIO VOICEの最新号を読んだから。ちょうど「ドキュメンタリー/ノンフィクション」特集だったので買ってみたところ、すごく面白かったです。STUDIO VOICE vol.412特集Documentary / Non-Fiction 見ようとすれば、見えるのか?虚実入り乱れた社会の混沌さを感じながら生きる時代に、私たちは文学や、写真や、映画から何を得ることができるのか。不確かな世界を「どう見るか」について問いつづけた、2018年のドキュメンタリー/ノンフィクション考。テンポよく読み進められるコラムもあれば、目に焼きつくほど強く印象的な写真と徹底された取材内容でドキュメンタリー映像を見ているかのような深みある企画、インタビューや対談が織り混ざった読み応えある一冊なので、その時の気分でトピックを選んでゆっくり読み進めるようにしています。映画、文学、写真におけるドキュメンタリー/ノンフィクション作品や作家を通して「世界の見方」を再考する本特集、この一冊は、超リアルな現代社会の教科書のようだなあと思いました。これだけ中身が詰まっているのに580円なのには驚きです。STUDIO VOICE vol.412

JACK & MARIE

渋谷・明治通り沿いの「アーバンリサーチストア」が昨年末に閉店し、その跡地ではつい先日まで「JACK & MARIE」という、見慣れない店名のショップが期間限定でオープンしていたのをご存知でしょうか。外から見た感じはその周辺にもよくあるお洒落なライフスタイルショップのよう。聞いたことのないそのキャッチーな店名が気になったのと、そろそろ買い揃えたいと思っていたアウトドアグッズがぼんやり見えたので、立ち寄ってみることにしました。店内をざっと見渡したところ、家の中で使うインテリア雑貨というよりも狙い通りアウトドア向けのアイテムがたくさん。サーフ系っぽいけど、それだけじゃない。ポップなカラーなのに業務用だったり、ガレージで使うようなアイテムがたくさん。不思議な品揃えをじっくり観察していくと、以前ハイロックさんが紹介していたGORDON MILLERのボトルティッシュを見つけてピンときました。"クルマを通じたライフスタイルを提案"「JACK & MARIE」の正体はオートバックスグループが展開する新しいライフスタイルブランド。クルマに関わるブランドにしては、クルマを所有していない人や女性でも入りやすい、明るくお洒落な雰囲気とアイテムのラインアップですが、ブランド名の由来とコンセプトを読んでその理由がよく分かりました。